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緋色と朱色 [絵画]

色はとても微妙で赤系統の緋色・朱色にしても少し違うし、絵の場合彩度と明度で違ってくるし、形と隣り合わせの色でも変化するし、それでいろいろ語ることが面白いのだと思っています。

最近朱色・緋色に魅せられていて、それもあって、昨年末朱色のチェストを購入しました。
店でディスプレイされてる時『いいかも。。素敵かも。。』と思って持ち帰り組み立て、いざ置くべきところへ置いてみるとすでに夜になっていて、照明も店とは当然違っていたためか、『えっーちょと違うやん』と納得できなかったのです。ところがあくる朝、陽が射しこんで部屋全体が明るくなってくると、とってもいい朱色が見え始め、夜になっても昼間同様お気に入りのいい色で、このチェスト今はすっかり馴染んで部屋全体を支配しています。不思議ですね、このことを友人に話すと『色って変えることが出来るんやで~』と。そう、自然の風景等を描いている時、例えば茶色系統は紫に、それこそ朱色に見えることは十分ありますが、想いで変わることも??あり得る?なんて思ったりしています。

>checc.jpg

それとやはりベランダにある朱色のゼラニュウム、
z.jpg

今はこのなんでもない、その辺によく咲いている花です、この花にはとっても不思議な朱色があって、梅雨前に一度満開・盛りの後、夏の終わりにまたもう一度花を咲かせるのですが、その時期にある暑い太陽が沈むほんの束の間、この世のものとは思えない非日常、奇妙な緋色の花を咲かせ見せてくれるのです。それもある一瞬で、するりとどこかへ逃げてしまうのです。
このゼラニュームの緋色だけではなく、こういった不思議は、あちこちにあって『あれ?』っと感じる、でもそれは単調な通常の日々時間の中で、日常の裏側とでもいう裂け目にするりと入り込んで、逃げ込んでなかなか捉えられない、現実にあってもすばしこくて、ひょいと紛れてしまうのではないのかと思っています。

それと緋色と朱色、謂れとか調べてみました。
☆緋色
垣間見られるゼラニュームの緋色、散った花弁を集めて友人も言った、”猩々緋(ショウジョウヒ)が一番近い色かな?” 緋の中でも特に強い黄みがかった朱色のことで、猩々とは、龍や麒麟などと同じく中国の伝説上の生き物で、人に似た顔、子供のような声、鮮やかな赤い体毛を持ち、体つきは犬や猿に似ている、その血はとても赤いとされ、そこから猩々緋という色名が誕生したとのことです。
古くから珍重された色で、戦国時代戦場で武士達が陣羽織を着ていたあの緋色の意匠の色だそうです。
☆朱色
生命の躍動を現すとともに、古来災厄を防ぐ色としても重視されてきました。このため古くは御殿や神社の社殿などに多く用いられて、稲荷神社の鳥居の朱色もこの影響によるものだそうですが、朱の原材料は水銀=丹で、それで昔から鳥居など木材の防腐剤としても使われてきたのですね。
赤色(朱色)の意味としては、朱色が魔力・災厄を防ぐ色と考えられています。神様のお力を高める役割りがあるそうです。
うーん、そうなんだ!♬♪。どんどん朱色を使って絵を描こうv((´▽`*))
絵の具の朱、バーミリオンもいろんなバーミリオンがあって色調に幅があり、以前のバーミリオンは硫黄と水銀から人工的に作られた化合物でしたが、最近は使用禁止となっていて、今のバーミリオンは以前のと色味が違ってきています。

兎に角このところ朱色の虜になっています。帽子2、マフラー1枚も朱色のがありますw(´▽`*)。
この朱色の絵は↓↓私の作品ではないですが、友人が置いたベネチアン・バーミリオン1色に、私の手も少し入っている作品ですが、2年程前当方にやって来て、それ以来厄除けになっていたんだ?!!守り神?!Ψ(^▽^)Ψ

kicc.jpg

我々日本人は自然界の中から色の名前をつけ、それに逸話があるのがより色への想いを広げられて、それで人の心の中に入ってくるのでしょうか?


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sternenlied

朱色について興味深く読ませていただきました。
鳥居の朱色にはこういう意味があったのかと目からウロコ。
朱色にはパワーがありますよね。
元気が不足してる時には元気をもらえるようです。
朱色というのは炎の色でもあり、インドでは
僧籍に入った人は朱色の僧衣を着るのですよね。
炎で煩悩を焼き切るという象徴的な意味もあるそうです。

新しい朱色のチェスト、素敵ですね。
部屋の中のアクセントにもなりますよね。
チェストの左上にかかってる人物画が気になりますが、
なんの絵なのでしょう。一見イコンかなと思ったのですが、
拡大して見ると違うようですし。
我が家にも同じような大きさのチェストを置いてあります。
数年前に新調したのですよ。記事にアップしてます。

http://lichtblume.exblog.jp/24438669/

このチェストの左上には以前ギリシャのサモス島から
連れてきたイコンを飾ってあります。
壁に掛かってる3つの大きな絵は私の描いた絵ではなくて、
画家の知人が描いた絵です。そのうちの朱色の絵はホオズキです。
このホオズキの朱色を見ていると、元気がもらえるのですよね。
by sternenlied (2017-01-14 18:08) 

mirro

sternenlied さん
素敵なお部屋にピッタリの家具、それに絵もおしゃれで
ソファーのブルーと共に美しいです。
オレンジ色のほおずきは2枚組ですね?
それとその下にある動物の形?をした薄いブルーのは
マガジンラック?面白い形ですね。

私はずーと、どの絵にもカドミュームレッドを使ってきましたが、
今も使いますが、ここ3年位バーミリオンを頓に使うようになりました。
知らず知らず魔除けを願っていたのかもしれません、ははは(;´∀`)
いやいや、朱の炎で煩悩を焼き切る、そうありたいです。
そうですよねインドでは朱色の僧衣を着ておられますものね。
朱って奥深い色なんですね、改めて、心して使います。

sternenlied さんのお部屋の絵は穏やかな抽象画ですが、
ヨーロッパ特にドイツでは現代美術が盛んで、あのヨーゼフ・ボイスが
居たから政治も変わり今のヨーロッパのEUもあるのだと、
それに芸術イコール思想や信念、その人の生きざまが問題視されるほど
すごい存在だと聞いたりします、それを一番大事な要素としているので、
作品の変りようはその後についてくる。その代表格がボイスとか。
それにアーティストには所得税をかけないのですか?
ドイツでは芸術はそれほどすごい存在なのですか?

朱のチェストの上の絵、人物らしきものは、谷の裸婦クロッキーです。
ファイルURL
http://park16.wakwak.com/~mirro/Dscf00121.jpg

ここに裸婦クロッキーをアップしています。その中の一枚です。
よかったら見てやってください。
http://park16.wakwak.com/~mirro/croquis.html

もう山のような裸婦クロッキーが物置に積まれていますわ。


by mirro (2017-01-14 23:18) 

sternenlied

ボイスはアートに新しい方向性を与えたと高く評価されてますけど、個人的には好みではないです。あくまで個人的な見方にすぎませんけど、美術とは見て即視覚的に感動すればいいもので、知的に解釈して理解するものではないと思ってますので。アーティストに所得税をかけないかどうかについては知りません。

チェストの上の右側の絵も気になっていたのですが、相方さんのクロッキーだったのですね♪ 私がイコンかなと思った絵は、左側のもっと上の方にある絵です。
by sternenlied (2017-01-15 18:49) 

mirro

実際のボイスの作品はみたことがないのですが、写真、画像で見る限りでは
私の好みではないですが、政治・社会的に大きな影響を与えたと言われる
ボイスその他のドイツ現代美術がどんなものなのか?と言ったところです。

イコンの絵のように見える作品はフィリッポ・リッピの『聖母子と二天使〛を
アレンジして板の上に印刷した、ローマの土産物屋で売っていた代物です。
by mirro (2017-01-17 00:47) 

つぐみ

高尚なコメントのあとに普通のコメントで恐縮です^^;

朱色・・・魔除けの意味があったのですか。
年賀状に版画をしていた頃、朱色のポスターカラーは必須でした。
そんなことも念頭に置きながら数年前、ポイントで朱肉を買ったら赤っぽくて少々残念でした。
朱肉も微妙な色合いの違いがあるとは知りませんでした。
もっともネットの画像では正確な色は出ませんもののね。仕方ないです。

mirroさんのお部屋にぴったりな朱色のチェストですね。
素敵なお部屋で羨ましいです^^

by つぐみ (2017-01-17 19:56) 

mirro

つぐみさん
ドイツの現代美術が気になっただけです。

そうですよね、年賀状の朱もそうですし、改まった時に
朱の色は使われていますよね。
それこそ朱色は高尚な色とされてきたのですよね。
印鑑も朱色で押して魔除けの意味合いがあったのですね(*^^)v

チェストいいでしょ(*^^)v
また、蜻蛉池公園・リサイクル公園の帰りにでも
立ち寄ってください。( ^^) _旦~~旦_ ( ^^*)

by mirro (2017-01-17 22:04) 

hiougi

コメントをありがとうございました。
カラタチの枝に冬蛹を見つけ、部屋に入れておきました。
それが羽化したのですが…。
部屋の中をゆったり舞う姿は優雅で癒やされました。
でも自然のままにして置いた方が良かったのではと反省しています。
朱色に魅せられておられるとのこと。その奥深さを日常生活や表現の中でも追求なさっていらっしゃるんですね。
また他の「朱の世界」の作品も楽しみにしています。
by hiougi (2017-02-14 06:00) 

mirro

hiougi さん
自然の中でも3週間程の命なんですね。
私も一度部屋へ舞い込んできた黒揚羽を綺麗なままで
置いておきたいと、標本にしたいなどと数時間手元に置いて
結局弱らせたまま外に放ったことを想い出していました。

綺麗にそれも朱色に包まれて、なんだか彼女?が羨ましいです(;´∀`)


by mirro (2017-02-14 23:17) 

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