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数学する身体ー森田真生ー [本・雑誌]

森田真生さんの『数学する身体』という本を読み始めています。未だ完全に読み切れていませんが、私が長年疑問に思っていたことが、この本の数ページ読んだところで、納得できたことがあったのです。

このグラフです。
chokkaku_sokyokusen1.png


このグラフは
『反比例の関係を表すxy=k(k≠0)のような関係をx軸y軸平面に描くと、図のような直角双曲線となる。kの値によって違う線となるが、いずれもx=0(y軸)とy=0(x軸)に限りなく近付く形となる。この限りなく近付かれる線を漸近線と呼び、二本の漸近線が直交している双曲線を特に直角双曲線。』
というとあります。

そううなんです。x=0(y軸)とy=0(x軸)に限りなく近付く形となる
この青字のところが、私の想像を宇宙へと追いやっていたのです(;´∀`)。

高校1年生の数学の時間です、この直角双曲線のグラフが出てきて、その数学の先生は『直角双曲線はX軸y軸には永遠に交わらない、永遠に!。』と強く言い放ちました。で私は「そうかぁ~、、、永遠に交わらないんや、、、えいえんになぁ・・・」と。。それはとても不思議で実際にx軸y軸を眺めているとx軸y軸にすれすれになって来るし(;´∀`)、いつかはいつかわ交わるんとちがうん?・・でも・・そうや・・宇宙は無限やから無限の彼方へ行ってしまうんや。。。とぼんやりした生徒はぼんやりぃと~(*´Д`)~ その後の授業は何も聞こえず宇宙の彼方へ想いを馳せていました。ところが昨今宇宙は有限であるらしいということも言われていて、またそこで私は「ぁあーーじゃー交わるんじゃないん!?」と、このところ益々ぼんやりと幼く退化していく頭で思い始めていました。

でも今は上の説明文に(k≠0)とされているし、宇宙の範囲を定義すると、その外側が必ず出来てしまい、今の我々には宇宙空間を有限と特定できないのではないか?と思えるようになってきました。その境界線を乗り越える時に、宇宙人たる我々は大きな大きな進化があるのだろうと!。果たしてそれがこの今の人間かどうかは判らないし、この地球上の陸と海の境界線でさえ太古のikimono達が肺呼吸と鰓呼吸の間で数百万年 ”ためらい”を刻んで上陸したのですから。。。それよりも以前に魚類は淡水から海水に生活の場を移すのに2億年もの時の流れがあったと言われています。。

まぁ取り敢えず『直角双曲線はX軸y軸には永遠に交わらない、永遠に。』これは真理だと思っていたのですが、いやいやそれは単に数学上の道具としてのものだったのだと判ったのです。今頃!!でもそこになんだかロマンがあったような☆彡☆彡

で、この『数学する身体』のごくはじめに、数学は道具であり、人間が数千年数万年かけて、進化と共に道具として考えだしたものだということ、インド数学・アラビア数学・ギリシャ数学等の歴史を経て今我々が簡単に2桁3桁の掛け算等ができるようになったということ。
自然数・素数等、数の不思議のことも、牽いてはコンピューター人工知能のことにも及んで、そこに心を求めることはできるのかという新たな哲学に通じる問題がありました。

で、、基本数学は道具であること、そこからの追及が、イギリスの数学者コンピューターの基礎を、そしてドイツナチの暗号 ”エグニマ” を読み解いて多くの命を救ったアラン・チューリングと孤高の数学者、芭蕉や画家坂本繁二郎に影響を受け "ハルトークスの逆問題" という大問題を解決した 岡潔、二人の数学者が追い求めた究極のモノ、その違いに森田さんは達したのだと思います。

アラン・チューリングは数学の真実を玉ねぎの皮をその芯に向かって一枚一枚剥ぎ取りながら、そこに、真実が心が追い求めるものがあると、一方岡潔は数学を玉ねぎの皮ではなく種へと、それを育てることで、自分の身体を離れたところにある真実を心を求めて行ったのです。心は自分の頭にあるのではなく身体を離れたところにあると。

今、自分がやっていることの中に解からないのに強く引きつけられる何かがある時、あれば、それは何だろうと一枚一枚皮を剥ぎ取るのではなく、そこに種があり、それを育てていくことこそがモノを作っていくということじゃないのかなと、この本からの岡潔の考えにそうだと思えました。数学をする、モノを創る、絵を描くということも【自分で理解できることではない】その種を、育てていくことにあるのだとこの『数学する身体』を読んで、他の動物にはない人間として ”わからないもの” を想像することの大切さを、その想いをより強くしました。。。

まだ他にこの本の中から感じたことがあるのですが、まだ充分読み切れてなくて文中曖昧な部分もありますし追加しながらまた修正していきます(;´∀`)。


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つぐみ

理数系は苦手でこういう座標軸を見ただけで拒否反応を示してます・・・。
ただ、Amazonでのレビューを読んだり、この著者は何者?と検索して刺激は受けていますよ。若い方なんですね。
小林秀雄賞も受賞しているとか・・・。
その賞のこともよく知りませんが権威に弱いので認識を新たにしたところです。
by つぐみ (2017-05-02 20:11) 

mirro

つぐみさん
高校の授業はこのこと以外ほとんど何も覚えていません(◉▽◉*))。
後、授業中お弁当を机の下で食べていて ひっくり返して
”ガリャガラガチャン” って落して "ヒャー アリャ-” と
冷や汗を掻いたこと。
生物の温和な?お爺さんのセンセで知らん振りしてくれましたよぉ
(≧▽≦) この二つ位で、しゃあない生徒でした。
特別数学に造詣深くあったわけではありません(*´Д`)

ただ
森田さんがある対談の中で話されていたことに興味を持ちました。
神は宇宙万物を育てているエネルギー体のようなものではないかと、
それに「これが正しいんだ、神様はこう言ってるんだ」
と言われたら、その宗教の信者はそれを信じるしかないし、
我々はそこで思考が停止されてしまうんじゃないのかなと。

そうではなくそれぞれの人がそれぞれの手段で、
手の届かない何かに少しでも触れてみたい、追求してみたい
という思いがやっぱりあってこそのものじゃないのかなって
そういった考えに想いが同じだと感じ、この本を読んでみました。

それに2次関数のこのグラフのことも気になっていたので(;´∀`)
何か手掛かりがあるかなって(*´▽`*)

by mirro (2017-05-02 22:18) 

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