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泉茂の作品と心の気づき [絵画]

関西の現代美術を牽引してきた泉茂氏は大阪の出身で、私は会ったことはないのですが、友人の一人はエッチングをしていた頃、工房で晩年の彼に会ったことがあり『あー、泉さんだ』と身近に感じながらも、仰ぎ見ていたと言ってました。その泉氏の作品にこのところ出会う機会があって、昨年 和歌山近代美術館で【ハンサムな絵のつくりかた】また先日行った Yoshimi Arts では【1960-70's】ニューヨーク、パリにも渡り油彩を始めた頃の作品と帰国後のエアーコンプレッサーを使った作品が展示してありました。(6/24迄)
版画、エアーコンプレッサーを用いた作品より、油彩に惹かれています。

Izumi-1960-70'scc.jpgこの作品は【FGP20シリーズ】の一枚でYoshimi Artsさんの意向で同じシリーズ9作品をパネル一枚にして展示してありました。P20(72.7x53.0cm)が9枚ですから迫力もあり、一枚一枚の変化がおもしろいのですが、撮影禁止でここにアップ出来ないのが残念です、このシリーズは他にもたくさんあって、外と内の輪郭は同じで上下を変化させ中のデザインが少し違っているのです。因みにFGは制作された年代 P20は画布のサイズです。
【FGP20シリーズ】油彩 キャンバス P20 

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泉氏は『芸術とは作家の内部で育まれ、凝縮されたイメージを探求するばかりではなく、発見するものである』と言われています。
そうだなっと思っています。作品を創るということは、外からの影響も受けると思いますが、芸術するということは、自分の内部から湧き上がってくることが成熟し、それらがある日、自分の体の外で蠢くのを感知しているのを ”気づくこと” かなと思っています。それは心であって自分の体の中にあるのではなく、そういった気づきは、心は、自分の体の外にあるような気がしています。

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「富士山世界遺産センター」 坂茂とアニアス・ワイルダー「Until the End of Time」 [絵画]

2013年6月、世界文化遺産に登録された富士山、畏れられ信仰の対象にもなり、古来よりその姿が多くの画家・詩人達によって雄大にも優美にもいろんな芸術作品として表現されてきました。その富士山を知る資料が欲しくて(その理由はまた記事アップしますが)周りの人達に『なんでも教えてー』とわぁーわぁー騒いでいる中で、坂茂氏建築設計の静岡県富士宮市 富士山世界遺産センター の 建造物は一見の価値があると教えられ早速サイトを覗いてみると、木格子で覆われた逆円すい形の、とてもとてもユニークなフォルムを持った建造物と共に富士山も見える画像に出会えました。

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画像は 富士山世界遺産センター坂茂 から頂きました。

このひとつひとつ形の違う8000ピースの部材を組み合わせて作られた建物は長く存在が約束されていると思われますが、先日『ARTCOURT Gallery』で出会った アニアス・ワイルダー氏「Until the End of Time」の作品も何千もの木片を使っていますが、インスタレーション作品です。共にまた違った想いを馳せられてしまいました。

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『Untitled #201』スブルース Ø310x660cm 2018

(*スブルースて知らなかったです。三省堂 大辞林:マツ科の常緑高木、トウヒ属。北米から輸入される主要な木材のひとつ。シトカ-スプルースが主で,材は淡黄白色で軽軟。建築材・器具材・楽器材などに用いる。ベイトウヒ。)

ギャラリーでもらった小冊子によると
【均一に製材された何千もの木片を、釘や接着剤を一切使用せず、木片の間に働く均衡と摩擦、重力の作用を見極めながら、時間をかけて緻密に積み上げてゆくー】とありました。

この作品は展示後キックして解体され崩壊してしまうのですが、積み上げられた木片はまた瞬時に元のひとつひとつの木片になるのです、儚いことのようですが、破壊の後には必ず再生があるように、今現在10度の傾きを持った動きのあるこの作品からは、生きる力の強さを感じさせられました。


もうひとつの作品です。
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『Untitled #202』ユーカリ 200x620x25cm 2018

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第45回現代美術ー茨木2018展 [絵画]

久しぶりに大阪府の北摂、茨木市へ行ってきました。ここ大阪南部から車でビューンと阪和自動車道ー近畿自動車道―名神高速道路と乗り継いで目的の茨木市立生涯学習センターへ丁度50分で到着しました。帰りは新御堂から26号線で帰ってきました。26号線は少し混んでいたけれど新御堂は空いていてらくらくらくで帰って来れましたヽ(^▽^)ノ。

いやぁ~車移動の報告だけじゃないです~(;´∀`)~
友人の山本和子さんが『現代美術ー茨木展』茨木市立生涯学習センターでの、このアンデパンダン展に出品しているというので観に行ってきたのです。6月3日に終わっています。

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『次の、むこうへ』ベニヤ板 木 アクリルペイント 2018 山本和子


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ちょと角度を変えてみると、また違ったikimonoが見えたりします。


それと特集三作家部門があって今年出品の投票結果を参考に、実行委員会で来年度の三作家を決定するそうです。
今年の三作家のひとり「仲摩洋一」さんの作品に、抽象と具象のhazamaを見る思いがして、それに画面は筆の勢い、偶然の結果を活かした表現が見られ興味を惹かれました。

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「tree,light,time axis」1300×1620mm(6枚)パステル アクリル キャンバス 2018年 仲摩洋一

これらの樹々の中に潜んでいる魑魅の気配も、すこぉ〜し感じたりします。

【描くことは私が生きる世界との対話だと考えます。一枚の絵には描かれたもの、表に見えているイメージだけではなく画布に対峙しているときに自分が抱く想いや葛藤、また時間が内包されています】とありました。何かしら対話があり気づかされる同じ想いです。

それに茨木市はアート活動に対する自由な発想と、深い理解があるのかと思われました。

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展覧会の作品 ikimono~hazama~ [絵画]

大阪市立美術館での展覧会も無事終了しました。今回も遠方からお出で頂いたり、沢山の方々に、多彩な感想・助言を頂き、充実した一週間でした。有難うございます。

絵を描いていると、何かしら気づかされることがあって、そこからいろんなことを想像することができ、その想いを作品にする、容易に画面に定着できるわけではありませんが、少しづつ近づければと思っています。
まだまだ未熟ですし、皆様にお出で頂いてご覧頂けること、とても励みになり感謝しています。
今後もよろしくお願いいたします。

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海と陸の波打ち際に揺れ動く生命の進化があるように、そのhazama(狭間)で、境界線上で、ざわめき揺れ動くikimonoを追い求めてみたい。


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ikimono~hazama~ acrylic 1620x1303mm


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ikimono~hazama~ acrylic 2606x1620mm


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ikimono~hazama~ acrylic 1620x1620mm




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展覧会案内 [絵画]

展覧会案内をさせて頂きます。

第47回 公募元展logog-0459e-1866e.gif



会期:平成30年5月22日(火)〜5月27(日)
時間:入場受付 9:30〜16:30(閉館17:00)
会場:大阪市立美術館地下展覧会室3・4室
主催:元展美術協会

『ikimono~ hazama~』変形200号 S100号 F100 F10号
4点出品しています。皆様お立ち寄り下さいませ。


今回出品予定の1点 『ikimono~ hazama~』acrylic S100号

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音楽・絵画する [絵画]

絵画制作も音楽制作もやっぱり追い求める強い愛と、憧れ追い求めるものなくしては、人々の心に見え・聴こえ・想像してもらえる作品を創ることはないのかもしれないと、その難しさを5月22日からの作品展に向け制作の中、強く感じている昨今です。(展覧会案内はまた追ってさせていただきます)
作品の中に生きることへの強いエネルギー、そこに於ける光と影、深いhazama(狭間)、見えないものを定着させ創造する、それらがあってこそ人々に見え・聴こえ、その心を揺るがせ魅了する作品を創ることが出来るのだろうと、その心に近づきたいと思う日々。。

そんな制作過程の中Jazzピアニスト・コンポーザー『宮下博行』氏がCDをリリースされ先日ゲットしました。今回も素晴らしい音色で人々を魅了しますが、特に最後の宮下氏オリジナル【The answer is Love 】は不安のなか開ける未来の予感があって深い愛を感じさせられました。。スタンダード8曲とオリジナル2曲です。素晴らしい出来上がりになっています。

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HIROYUKI MIYASITA HPはこちら

CDお求めは、Amazon, Disk Union 各店、ライブ会場
直接メール hiro-sound@music_email.ne.jp

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本堀雄二 『Passion みほとけ』 [絵画]

本堀雄二氏の個展 『Passion みほとけ』が神戸元町「Gallery Yamaki Fine Art」で催されています。5月12日まで。
昨年渋谷【NANZUKA】で初めて実物を見て、驚きと称賛を述べていますが、繊細で流れゆく儚さ、力強く立体的である、そこに光と影があり、その【HAZAMA(狭間】こそがこんなにも不思議で魅力的な驚愕の世界に導いてくれるのだと思えます。

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そしてなんと今回はご本人にもお会いでき、その素晴らしいお人柄にも作品と同じ感銘を受けました。
ギャラリーへ入ると本堀さんらしき方が(*´▽`;)いらっしゃったので、ちょっとドキドキしたけれど名乗りました。あーぁーとても初めての対面と思えない暖かさで打ち解けてお話してくださいました。ゆっくりお話しできてとても幸せな時間でしたヽ(^▽^*)ノ。

今回この作品↓↓の炎の部分の複雑さに眼がいき、魅力的でもあったので、お聞きすると、それは【NANZUKA】で出品されていた不動明王の廻りの木の切れ端を再利用されて施されていました。

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不動明王の炎はこの混迷する世界に対する怒りの炎なのか、はたまたこの身を焦がし燃え尽くせ、等々いろんな意味があるのかもしれないけれど、そういった不動明王の炎を超えた造形的な素晴らしさがここには在ると思えました。

これらダンボール仏像以前の作品にも解体された建物の廃材を用いて作品を創られていましたし、震災ということから、ダンボールを再利用するこの作品に出会われたけれど、一つのところに滞まることなく、柔軟で次々と新しい作品を生み出されてきたその日々と流れの中、この『みほとけ』作品の制作に挑まれているその姿勢に憧れと称賛の想いを強く感じずにはおられません。本堀さん素晴らしい作品と楽しいひと時を有難うございましたm(^▽^)m。


その後、続きを読む


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SIMON EVERINGTON EXHIBITION (サイモン エヴェリントン展) [絵画]

華やいでいる満開の桜を斜に見ながら、こちら立体が織りなす『PINK』の空間へ誘われ迷い込んできました。神戸山本通『ギャラリー島田』で開催されていました「SIMON EVERINGTON EXHIBITION」です。昨日 (3/29) で終わっています。 空間をとても興味深く使った作品展 でした。SIMONさんの以前の作品展は『朱色』が主なものでしたが、今回は『PINK』でした。素材であるピンクのセメント上のピンクのセラミックスは、安藤忠雄氏設計の空間のなかで大きな柱をものともせず対等に見事に調和して、ある種のgroove(グルーブ)感を醸し出し、ikmonoとなって這いつくばったり、コーナーにしがみついたり、生き生きとこちらを見つめてきたりしていました。SIMONさんの極上の空間把握のなせる技かと思いました。作品と空間が一体となった素晴らしい展示でした。見習いたいです( ̄▽ ̄;)。

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↑↑↑照明も外光をも考慮して取り入れられて美しいです。

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↑↑↑大きな柱も取り込んだこの空間!

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↑↑明と暗が創る不思議、心躍るikimonoとなって迫ってきます。

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SIMONさんこれって『桃源郷?(^^ゞ』素晴らしい作品展有難うございました。
☆PAINT, CEMENT, CERAMIC, AND WIRE ON WOOD

【桃源郷】の続きを読む


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対談:クレパス画の魅力  [絵画]

画家 田伏勉氏が 四條畷市文化協会会長 山口久美子氏との対談でクレパス画に至った経緯・魅力etc.について語られています。

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田伏 勉 クレパス画展 3/15~3/26迄 帝国ホテルプラザ2階ギャラリー尾山で開催中です。


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国宝 [絵画]

このブログに何度も記事アップしている天野山金剛寺の『紙本金地著色 日月山水図 六曲屏風一双』が3月9日国宝に指定された。
昨年『京都国立博物館の特別展』その後『フィレンツェのウフィッツィ美術館』へ出向いていて、2018年には国宝になるだろうと言われていた。
国宝に値するのは当然だと思うけれど、国宝になれば堂内の座敷ですぐ間近で観られる年二回の開帳に、あの大らかな金剛寺の有り様に国が口を挟んでくるだろうし、それに現在本堂が300年ぶりの大修理の最中でそれが済めばガラス越しの開帳になったりするのではないだろうか?屏風絵自身もおおらかな作品なのだし、大阪南部のあのおおらかなアノお寺の良さが無くならないであってほしい。

usou.jpgこの太陽と月を配した自由闊達な屏風絵には、柔らかく力強い曲線の生み出す抑揚があり、ikimonoとして繁殖していくエネルギーに満ち満ちている

愛するモノはガラス越しになんかになってほしくない( ̄▽ ̄;)
本当は国宝なんかにならなくていい





sasou.jpgしゃあない、国宝になったらなったで国宝としての処遇を受けるんだわ( ̄▽ ̄;) 
愛する人が世界へ出て行って有名になり、活躍するのは嬉しいけれど、その活躍を外から観ているのと似ている?(;´∀`)アハハハハ

国宝になろうがなるまいがこの絵は私の中で生き続けている日月山水図(^_-)-☆



これは金剛寺屏風絵の記事です:
http://mirro.blog.so-net.ne.jp/2016-01-07
http://mirro.blog.so-net.ne.jp/2016-05-06
http://mirro.blog.so-net.ne.jp/2016-11-05
http://mirro.blog.so-net.ne.jp/2017-10-17


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